2026年 6月18日
お知らせ
★呼吸器感染症予防:呼吸器ワクチン接種のススメ
①インフルエンザ:インフルエンザワクチンの有用性は加齢に伴う免疫老化(T細胞の機能低下や胸腺の変性など)によって65歳以上で低下することが本邦のコホート研究で示されていますが、これを克服する「高用量インフルエンザHAワクチン (エフルエルダ) 」が2026年度より我が国でも接種可能となります(詳細は別項をご覧ください)。
②肺炎球菌感染症:2026年4月からは高齢者定期接種の対象がPPSV23からPCV20(プレベナー20 :11000円 )へ全面移行されました。さらに、2025年に承認された最新のPCV21(キャップバックス :14000円 )は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の原因血清型を80.3%という高い割合でカバーしており、今後の定期接種化が期待されています。*2026/4/1~高齢者定期接種がニューモバックスからプレベナー20へ変更となります。自己負担額はワクチン変更により一般世帯4000→7000円、市民税非課税世帯2000→3000円に変更となります。現在お手元に接種券が届いている方は期限まで使用できますが、4/1~接種ワクチン・自己負担額が上記の通り代わります)。
③新型コロナウイルス感染症:ワクチン接種により、既感染者であっても未接種者と比べて再感染リスクを大幅に低下させることができ、自然感染よりも高い中和抗体価を獲得できます。2024年度からは65歳以上などを対象とした定期接種B類疾病に位置づけられ、年1回以上の接種が望ましいとされています。
④RSウイルス(RSV):高齢入院例の予後はインフルエンザや新型コロナよりも不良であると報告されていますが、特異的な治療薬はありません。日本では妊婦向けに2026年4月から定期接種化されたものの、60歳以上の高齢者の接種率は認知不足や高い自己負担額(アレックスビー:26000円/回、アブリズボ:30000円/回)から4.2%に留まっています。しかし、ワクチン接種によって気管支炎・肺炎、入院、重症化のリスクは大凡4分の1(1/4)に減少するという高いインパクトを持っています。
⑤帯状疱疹:加齢や疲労による免疫低下で体内(神経節)に潜伏していた水痘ウイルスが再活性化する疾患です。日本では80歳までに約3人に1人が発症するとされ、50歳以上で急増します。ワクチンは2種類あり乾燥弱毒生水痘ワクチン(弱毒化したウイルスを用いる「生ワクチン」で、接種1回、50歳以上の発症予防効果は50〜60%程度で、数年で徐々に低下し、 費用は比較的安価(8000円/回)ですが免疫抑制状態の患者には接種できません )と シングリックス : 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン( ウイルスのタンパク質を用いた「不活化ワクチン」で、2回接種(2ヶ月間隔)が必要 、 50歳以上で90%以上の極めて高い発症予防効果を示し効果は10年以上持続。免疫不全患者にも接種可能ですが、費用が高額(21000円/回、2~6ヶ月空けて2回)で、接種部位の痛みや腫れなどの局所副反応が強く出やすい傾向がある )があります。帯状疱疹の罹患歴がある方に対しては、皮膚症状や痛みの後遺症が消失(罹患から数ヶ月以上経過)してから、不活化ワクチンの「シングリックス」が推奨されます。2025年7月末から対象年齢の方へ定期接種券が配布されています(対象年度内に接種する必要あり)。またそれ以外の方も市町村に申請すれば助成が受けられます。
接種スケジュールとして、肺炎球菌ワクチン、新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチンは、医師が特に必要と認めた場合に同時接種が可能です。
全体のまとめとして、流行期におけるメリハリのついた標準的予防策の徹底とともに、高齢者・ハイリスク症例に対して、毎年の「高用量インフルエンザワクチン+新型コロナワクチン」の接種、高いカバー率を持つ「結合型肺炎球菌ワクチン(PCV21)」の接種、そして慢性呼吸不全などの重症化リスクを抱える健康意識の高い症例への「RSVワクチン」の接種という、個別化された効果的なワクチン戦略をお勧めします。
④その他:B型肝炎、麻疹風疹混合、おたふくかぜワクチンなど接種ご希望の場合常時在庫がありませんので、事前にお問い合わせください。
②肺炎球菌感染症:2026年4月からは高齢者定期接種の対象がPPSV23からPCV20(プレベナー20 :11000円 )へ全面移行されました。さらに、2025年に承認された最新のPCV21(キャップバックス :14000円 )は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の原因血清型を80.3%という高い割合でカバーしており、今後の定期接種化が期待されています。*2026/4/1~高齢者定期接種がニューモバックスからプレベナー20へ変更となります。自己負担額はワクチン変更により一般世帯4000→7000円、市民税非課税世帯2000→3000円に変更となります。現在お手元に接種券が届いている方は期限まで使用できますが、4/1~接種ワクチン・自己負担額が上記の通り代わります)。
③新型コロナウイルス感染症:ワクチン接種により、既感染者であっても未接種者と比べて再感染リスクを大幅に低下させることができ、自然感染よりも高い中和抗体価を獲得できます。2024年度からは65歳以上などを対象とした定期接種B類疾病に位置づけられ、年1回以上の接種が望ましいとされています。
④RSウイルス(RSV):高齢入院例の予後はインフルエンザや新型コロナよりも不良であると報告されていますが、特異的な治療薬はありません。日本では妊婦向けに2026年4月から定期接種化されたものの、60歳以上の高齢者の接種率は認知不足や高い自己負担額(アレックスビー:26000円/回、アブリズボ:30000円/回)から4.2%に留まっています。しかし、ワクチン接種によって気管支炎・肺炎、入院、重症化のリスクは大凡4分の1(1/4)に減少するという高いインパクトを持っています。
⑤帯状疱疹:加齢や疲労による免疫低下で体内(神経節)に潜伏していた水痘ウイルスが再活性化する疾患です。日本では80歳までに約3人に1人が発症するとされ、50歳以上で急増します。ワクチンは2種類あり乾燥弱毒生水痘ワクチン(弱毒化したウイルスを用いる「生ワクチン」で、接種1回、50歳以上の発症予防効果は50〜60%程度で、数年で徐々に低下し、 費用は比較的安価(8000円/回)ですが免疫抑制状態の患者には接種できません )と シングリックス : 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン( ウイルスのタンパク質を用いた「不活化ワクチン」で、2回接種(2ヶ月間隔)が必要 、 50歳以上で90%以上の極めて高い発症予防効果を示し効果は10年以上持続。免疫不全患者にも接種可能ですが、費用が高額(21000円/回、2~6ヶ月空けて2回)で、接種部位の痛みや腫れなどの局所副反応が強く出やすい傾向がある )があります。帯状疱疹の罹患歴がある方に対しては、皮膚症状や痛みの後遺症が消失(罹患から数ヶ月以上経過)してから、不活化ワクチンの「シングリックス」が推奨されます。2025年7月末から対象年齢の方へ定期接種券が配布されています(対象年度内に接種する必要あり)。またそれ以外の方も市町村に申請すれば助成が受けられます。
接種スケジュールとして、肺炎球菌ワクチン、新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチンは、医師が特に必要と認めた場合に同時接種が可能です。
全体のまとめとして、流行期におけるメリハリのついた標準的予防策の徹底とともに、高齢者・ハイリスク症例に対して、毎年の「高用量インフルエンザワクチン+新型コロナワクチン」の接種、高いカバー率を持つ「結合型肺炎球菌ワクチン(PCV21)」の接種、そして慢性呼吸不全などの重症化リスクを抱える健康意識の高い症例への「RSVワクチン」の接種という、個別化された効果的なワクチン戦略をお勧めします。
④その他:B型肝炎、麻疹風疹混合、おたふくかぜワクチンなど接種ご希望の場合常時在庫がありませんので、事前にお問い合わせください。