診療方針
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地域に密着した“かかりつけ医”として
地域に密着した“かかりつけ医”として皆様のプライマリケア(初期医療)に丁寧に取り組んでまいります。
お気軽にご相談ください。
我が国の国家財政は逼迫、高齢化の進行により現在の手厚い医療・社会保障体制を続けることが難しくなってきているので、みんなが平等で質の高い医療・社会保障を受けられる体制が崩れてしまわないように協力していく必要があります。
出来るだけ医療費をかけず(無駄を極力省き)、 健康寿命を延長できるよう(医療+生活改善を促していき) 呼吸器・生活習慣病を中心とした一次予防に努めていきたいと考えています。
内科・呼吸器科
当院では長引く咳、気管支喘息、COPDなど気道疾患、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群など呼吸器疾患を中心とした総合内科診療を行っています。
特に呼吸器症状でお困りの方、ご相談ください。
当院で解決が難しい場合、患者さんとご相談の上速やかに他院の各専門の先生へご紹介、連携をとらせていただきます。
咳嗽・気管支喘息・COPD・慢性下気道感染症
病歴、診察の所見を踏まえて、胸部X線、血液検査、肺機能検査、呼気中一酸化窒素(FE-NO)などにより、診断の絞り込みを行います。
胸部X線写真で重大な病気の危険がある場合や、経過からその可能性が否定できない場合には胸部CT検査を追加します。
呼吸器領域では、はじめの診察で病気を"決めうち"できることは少ないため、安心できる状態となるまで慎重に経過をみせていただくことが多いです。
呼吸器感染症(咽頭炎・気管支炎・肺炎・結核・非結核性抗酸菌症など)
抗生剤の頻用による耐性菌(くすりが効きにくい菌)と高齢者に多い誤嚥が大きな問題です。抗菌薬は、患者さんの背景・状態、地域での菌に対する抗菌薬の効き具合のデータなどを踏まえて、より効果的に使用できるよう選択しています。
誤嚥については、一般にはまだまだ「寝たきりなど身体が弱ったお年寄りに特有の異常」と誤解されていることが大きな問題です。
夜間知らず知らずのうちに口のばい菌や、胃の中身が肺に落ち込む"不顕性誤嚥"は元気な方にもおこっていて、広くとらえると70歳台の市中肺炎(歩いて外来に来るような方の肺炎を含めて)の70%に誤嚥が関与すると言われています。
肺炎予防のためには、ワクチンと併せて誤嚥予防のための口腔ケア、飲み込む力(嚥下)が衰えないようにする運動など、日頃の予防(役立つ知識参照)がとても大切です。
診察の際、不顕性誤嚥をおこす可能性が高そうな方には、適宜予防策を説明させて頂いています。
睡眠時無呼吸症候群
新幹線の運転手さんの居眠りで広く知られるようになった病態です。
多くは、肥満、扁桃腫大や小顎(下顎が小さい)などが原因となることが多いですが、一部にひどい鼻閉や甲状腺機能低下症などのホルモン異常が関与していることがあります。
当院では、扁桃腫大や甲状腺機能低下症など除去できる原因がない場合、医療機器業者に外部委託して、ご自宅での簡易ポリソムノグラフィー(PSG)を実施しています。PSGの保険適応の基準を満たせば睡眠中持続陽圧呼吸療法(CPAP)療法を導入させて頂いています。
睡眠時無呼吸症候群かどうか?
ねむけの問診票をこちらからダウンロードして確認してみてください。
外来に来られる場合は印刷し、必要事項をご記入の上お持ちください。
※pdfファイルが開きます。
骨密度・体組成評価
生体機能を維持すること=身体の老化を抑制するには、
- 禁煙、食事、運動など生活習慣改善=行動変容への働きかけ
- ワクチン接種など予防医療
- メタボリック症候群やCOPDなど機能的・生命予後悪化につながる病態への早期介入と併せて4筋骨格系の維持が大切です。
特に、筋骨格系の維持・健全化には、フレイル⇒サルコペニアと骨粗鬆症対策が重要です。
当院では、厚生労働省が推進する健康日本21に掲げられている「健康寿命延伸」を目指すため、筋骨格系の評価目的に体組成評価(InBodyscan)と骨密度・骨質評価(DEXA)を行い、早期発見・介入に努めています。
屋外での運動(日光浴+エクササイズ)、たんぱく質やカルシウムをはじめバランスのとれた食事など日々の生活習慣と併せ、必要な方には治療をお勧めしています。
慢性気道疾患とフレイル・サルコペニア対策:骨密度と体組成評価について
「慢性気道疾患とフレイル・サルコペニア対策:骨密度と体組成評価について」の詳細pdfファイルが開きます。
禁煙外来
たばこは「麻薬」に近い強い依存性があり、COPD・肺癌のみならず様々な病気を発症する危険因子であり、できるだけ早く禁煙することが大切です。禁煙がなかなかできないのは、ニコチン依存と心理的依存の要素があるからと言われています。
ニコチン依存症の部分は禁煙補助薬で離脱を支援することができます。心理的依存の部分は、生活習慣や条件反射が関わっており一筋縄でいかないことも多いですが、「タバコを避けられる環境」を作れるようご相談して参りましょう。
放射線診断科
当院は画像診断機器として一般撮影装置、CT(16列)を備えております。
常勤の放射線診断専門医が読影してレポートさせていただきます。
予防接種
当院では、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンに加え、帯状疱疹ワクチン、B型肝炎、麻疹・風疹、おたふくかぜワクチンなどが接種可能です。
常時在庫がないものもございますので事前にお問合せください。
なお、インフルエンザワクチンは毎年10月頃より受付開始しております。(なくなり次第終了)
詳しい接種時期などは「お知らせ」をご覧ください。
インフルエンザワクチン
毎年10/1から12/31までインフルエンザワクチン接種を実施しています(成人:1回/シーズンで、3,900円/人、予約不要)。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は80歳までに1/3の方が発症、しばしば神経痛が残り、頭頚部に出来た場合脳梗塞のリスクも高くなります。
従来の水痘生ワクチン(8,000円/回、1回接種、予防効果5~60%、効果持続:3~10年)と
シングリックス(21,000円/回、1~6カ月間空けて2回接種、予防効果90%程度、効果持続:9年以上)があります。
生ワクチンと比較すると、シングリックスの方が値段が高く、副反応がやや強い(注射部位反応8割、熱2割、筋痛・倦怠感4割程度)が、効果が高い(シングリックス:ほぼ一生涯効果が持続、生ワクチン:5~10年)です。
2025年7月末から対象年齢の方へ定期接種券が配布されています(対象年度内に接種する必要あり)。
またそれ以外の方も市町村に申請すれば助成が受けられます。開始TELにて予約お願いします。
新型コロナワクチン
ファイザーのみ
2024年5月から任意接種可能となりました(14,000円/回)。
公的接種対象の方は減額となります。TELにて予約お願いします。
肺炎球菌ワクチン
対象:65歳以上の高齢者
5歳以上の心不全, 慢性呼吸器疾患, 慢性腎不全・進行した悪性腫瘍・全身ステロイドや免疫抑制剤を投与中, 脾摘後の方
- 肺炎球菌結合型ワクチン(20価:プレベナー20®、21価:キャップバックス®)
高齢者、肺炎球菌感染症に罹患しやすい5歳以上が適応です。生涯免疫力が維持されるため、65歳になる年度の方以外は肺炎球菌結合型ワクチンをお勧めします。重篤化しうる侵襲性肺炎球菌感染症の抑制効果はキャップバックスが最も優れています。
プレベナー20® 11,000円、キャップバックス® 14,000円 - 肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックスNP®)
令和6年度から定期接種(助成が受けられる)が65歳になる年度の方に限定されました。近年効果が減弱しており、さらに3~5年で効果が消失しますので定期接種以外の方にはお勧め致しません。 効果を維持するためには、生涯免疫力が維持される肺炎球菌結合型ワクチンを接種する必要があります。肺炎球菌結合型ワクチンはニューモバックスNP®接種後12ヶ月以上あけて接種可能です。
既に任意接種された方は公費助成の対象外となります(8,000円/)。在庫に限りあり接種希望の場合ご連絡下さい。
RSウイルスワクチン
喘息、COPDなど慢性呼吸器疾患患者さん、高齢の方がRSウイルスに感染すると増悪したり肺炎を発症するリスクが高く、感染・重症化を抑制するワクチンが2023年12月から使用できるようになりました(アレックスビー26,000円/回)。
ハイリスクの妊婦さんも対象となるアブリスボ(30,000円/回)も受付しております。
約3年効果が持続します。
TELにて予約お願いします。
その他のワクチン
- B型肝炎、麻疹風疹混合、おたふくかぜワクチンなど接種ご希望の場合常時在庫がありませんので、事前にお問い合わせください。
- ワクチン接種間隔について:
新型コロナワクチンは接種前後14日以上、生ワクチン(水痘、麻疹風疹混合、おたふくかぜなど)同士は接種後27日以上間隔を空ける必要があります。
その他では接種間隔に規定はありません(例:水痘(生)ワクチン、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンは同時接種可能です)。
発熱外来
当院では2020年2月新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が我が国に襲来後速やかに発熱外来を開始、以降患者さんの診断・支援に努めています。
現在、COVID-19については院内迅速PCR検査と抗原検査を、インフルエンザ、RSウイルスについて抗原検査を行っています。
通常診療と同時併行で発熱診療・検査を行っており、しばしば待ち時間が非常に長くなってしまいます(直ぐ対応できない場合、受付後一旦自宅待機頂いています)。
全て院外で対応しますので、院内には立ち入らずまずお電話ください。当院では、保健医療の規則を遵守し地域に貢献してまいります。
その他
医療DX推進体制整備加算について
当院は医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
- オンライン請求、及びオンライン資格確認等システムで取得した医療情報を活用して診療しております。
- 2025年3月より電子処方箋発行体制を整備しております。また電子カルテ情報共有サービス等医療DXに係る取り組みを行って参ります。
「かかりつけ医」としての取り組み
当院では定期受診されている方々へ「かかりつけ医」として以下の取り組みを行っています。
- 健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます。必要に応じ、専門の医師・医療機関をご紹介します。
- 介護・保健・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます。
- 夜間・休日等緊急時の対応方法については情報提供致します。
- 受診している他の医療機関や処方されているお薬を伺い、必要なお薬の管理を行います。