医療法人社団 寺田内科・呼吸器科

お知らせ

2021年 6月17日
お知らせ
京都大学呼吸器内科との多施設共同研究、東京国際大学金崎先生との共同研究
・京都大学倫理委員会において後方視的観察研究「閉塞性気道疾患における胸部CT解析の日常臨床応用への可能性に関する多施設共同研究」(2018/8/1、承認番号R1660)、前向き観察研究「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診療における吸気呼気胸部CTの有用性に関する検討」(2019/7/19、承認番号C1311-2)が承認されました。当院も関連施設としてレジストリ研究に参加しています。京都大学医学部呼吸器内科田辺直也先生が気道病変・気腫病変有意型COPDの画像所見の相違についてまとめ、「Central airway and peripheral lung structures in airway disease dominant COPD」として2020/12ERJ Open Research誌にacceptされました。
・東京国際大学金崎雅史先生と、COPD患者さんの息切れなどの症状改善、健康寿命伸展を目指した共同研究を行っています。2018年秋に当院で実施した臨床研究において、COPD患者さんがメンソール臭を嗅ぎながら運動すると息切れが軽減することを示し、「Effect of Olfactory Stimulation by L-menthol on Laboratory-Induced Dyspnea in Chronic Obstructive Pulmonary Disease.」として2019/12Chest誌にaccept されました。動作中の息切れが軽減することで日々の活動性が向上し、患者さんの健康寿命伸展への効果が期待される結果です。さらに、痩せ型筋力が低下したCOPD患者さんでは運動時浅い頻呼吸となり息切れを来すことを示し「Effects of sarcopenia on ventilatory behavior and the multidimensional nature of dyspnea in patients with chronic obstructive pulmonary disease.」として2021/1JAMDA誌にacceptされました。このような患者さんでは現在COPD治療の主軸とされる気管支拡張薬吸入に加えて吸気筋トレーニングなどリハビリテーションが必要なことが示唆される新しい知見です。
ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。
・COPD (慢性閉塞性肺疾患)患者さんの日常診療で得られた臨床情報を連結匿名化の上研究に用いさせて頂きます。院外に情報を持ち出す際は、すべての個人情報を匿名化し、同定出来ない状態とします。研究目的で過剰な医療行為を行ったり、患者さんへ追加の負担をお願いしたりすることはありません。
・ご不明な点は、寺田邦彦までお問い合わせ下さい。

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